山の手線、御徒町駅北口を出てまっすぐ歩くこと約10分。天神下にあるラーメン屋「大喜」です。ここもTVで見て大変評判がいいというのでチェックしておいたお店。夕方6時ごろのそこは会社帰りの人たちで賑わっているものの、東京であって東京でないような雰囲気があるボク好みの街並みである。途中たくさんのラーメン屋があるものの、わき目も触れず目的地へまっしぐら。
お店へ着くと前の歩道にはすでにたくさんの人が並んでいました。結局20分ほど待つことになったのですが、その間お店の人が気を遣ってくれたので時間も気になりませんでした。そんなさりげないサービスが微笑ましくなるほど(^^)
画像上は、この店いちばんのお薦め「上とりそば」。ご覧のとおりトッピング等きれいでイイ仕事をしています。スープを一口すすると、その瞬間今まで経験のない味と香りが飛び込んできました。これまで食べた塩ラーメンは、あっさりしてるものの本当の意味でのコクがないのがボクのイメージでしたが、まず使用している塩の種類が違うと直感。しっかり味があり、しかも何ともいえないまろやかさが独特なのです。
そのスープに合わす麺は切り刃24番低加水の細切りストレート。色をつけてないシンプルな硬いタイプです。これはミスマッチではないかと頭の中を過ぎったのですが不思議や不思議!コクのあるあっさり味にピッタリではないか!マジ衝撃でした。
画像下は、特製醤油ラーメン。いかにも東京らしく濃い口醤油を使ったスープ。しかし決して濃くはなく醤油の香りがしっかり残った、これまた細切りの硬質麺が不思議なくらい合うのです。とにかくどちらのラーメンもトッピングのことを忘れてしまうほど旨~い!の一言でした。
あとで、ここの店長と思われる人と話をすることができました。ここは自家製麺でスープは当然のことながら拘りの塩や醤油を使用しているとのこと。それに合わす麺も初めは多加水で試されようですが、結局今の低加水麺に落ち着いたそうです。一見合わないようでバッチリ合うスープと麺は誰が食べても今後一切文句が言えないような逸品だと思います。
いちばんの感心は、ここの店員さんの接客です。TV等で超有名店になり、マスコミの取材が頻繁にあるにも関わらず決して天狗にならない心構え。どこかの駅前のラーメン屋とは違い観光地化されてなく、味も経営方針も一級品だと感じました。
「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」 どこかの国会議員みたいに、偉くなっても決して逆に反りくり返ることのないよう(笑)ボク自身も勉強になりました。
この後も東京ラーメンの旅はまだまだ続くのでありましたo(__)ノ彡_☆バンバン!!