先日、仕事でお客様を数件訪れたとき夕食に誘われ、ご馳走になってしまった「松寿司」の料理です。
ここは市内でも、とにかく評判がよく忙しい店で、GW中ということもあって家族連れが多いことにビックリ。近年の回転寿司の勢いにも決して負けてはいませんでした。
中へ入ると一階には通常見られるようなカウンターがあるのですが席はわずか5つ。寿司屋のシンボル的存在のカウンターだというのに、この席数の少なさ。これには秘密があるんだなと直感しました!床も壁も全体的に木を基調とした造りは人を落ち着かせます。
ボクらが通されたのは二階のこじんまりとした座敷。そんな座敷ばかりのフロアは家族が他の人たちに干渉されることなく落ち着いて食事ができるようになってます。当日もけっこうな客入りだったのに料理がスムーズに出てくるのにはマジで感心させられました。
料理も見てわかるように、ネタが新鮮なのはまず第一として、食器の選択や質、料理の盛り方等もかなり凝っていて食べる側も楽しくなってきます。聞くところによると、ここの息子さんはもともとフレンチの料理人でフランスへも修行に行っていたそうで、近年この息子さんに代替わりをしてから今のやり方に変えたとのこと。味も見た目もまさに和と仏の創作が多分に入っており、何といってもセットメニューが一人3000円そこそことは驚きです。
先に述べたようにカウンター席が少ないのは、主なお客ターゲットが家族連れやグループだからでしょうね。本来の寿司屋さんの形だとカウンター主体でテーブルは少なく、ボクのイメージだと寿司屋さんへ行くと、そこの店のメンバー的存在の常連が我が物顔して酒を飲みながらグダグダ(適語ではないかもw)と長時間居座って一見さんが何となく入りにくい感じがあります。
本来の寿司屋さんの魅力も、もちろん大切にしないといけないと思いますが、こういった形式をとると客数も多く入るし、総合的売り上げも伸びます。回転寿司に押されることもなく生き延びていく方法の一つだと思いました。
商売は時代と共に変化が必要なのですね~ 我が社もますます精進せんといかんです、はい m(_ _)m