お盆です。仕事仕事で身動きの取れない時期に入ってますが、今年も大切なご先祖様がうちに戻ってまいりました。やっとかめだのん！おじいちゃん、おばあちゃん、それとオヤジ！

こんな時期よく耳にするのが怪談話。それとは少し違うかもしれませんが、世の中には何とも不思議なことがあるものです。

娘から聞いた話。うちのオヤジが入院してから半年を迎えるころです。実は、そののち亡くなってしまうのですが、亡くなる数日前のこと、娘が一人で留守番をしていたとき、廊下で後ろから娘を呼ぶ声がしたそうです。ふと振り向くと、そこには入院しているはずのオヤジが立っており、娘は怖がることもなく、ただビックリして「あれ～おじいちゃん、何でここにおるの？」と言ったとたんフェードアウトするように消えていったそうです。

およそ１年後、娘の結婚式がありました。当日の朝、結婚式場の送迎バスがうちの駐車場に迎えにきたとき、ボクのオフクロがオヤジの遺影を持って行こうか、やめようか悩んだあげく結局やめてバスに乗り込みました。その際、運転手は乗せた人数を確認してから発車。

結婚式を終え、今度は家に戻るためにバスに乗り込みました。しかし運転手は運転席に着いているものの、なかなか発車しません。誰かが「運転手さん、みんな揃ったのでバスを出してください」言うと、運転手は「いえ、まだお一人乗っておりませんよ」と言う。行きのバスで人数を確認した運転手さんの方が正しいよなぁ？

娘の結婚式によほど出たかったのかな。粋な真似をするじゃないか～オヤジ。